まいど!スマホ調査員イルカです
シャープの人気ブランドスマホ、AQUOSシリーズの2021年モデルが新登場。
今年のモデルはAQUOS sense6、AQUOS zero6 の2種類をリリース。
2020年にはエントリーモデルながらAQUOS sense4が大ヒット。
小型、3万円台でおサイフ機能などが付帯、バッテリー持ちがよくコスパ的に非常に優れたヒット商品となりました。
国内メーカーで唯一奮闘しているシャープ・AQUOSシリーズ。
今回もおススメできるスマホを送り出してきそうですね。
もくじ
AQUOS zero6の軽さにびっくり
注目はzero6。
6.4インチながら146gの重さがびっくり!
6インチ以上のスマホでは最軽量のモデルと言われており、最も注目しているモデルです。
今回はそんな最軽量との噂のAQQUS zero6のスペック、詳細を調査していきたいと思います!

発売日、価格
発売日:2021年10月8日
価格:74,880円(SoftBank参照)
取扱:SoftBank、auが取り扱いを発表済
発売日、価格はSoftBankから参照しています。
ミドルレンジとしては高めの価格設定となっており、AQUOSシリーズの中でも上位の高価格帯の機種です。
カラー展開
取り扱いを公表しているsoftbank、auの本機種ページを見ると、3種類展開の様子。

- ブラック
- ホワイト
- パープル
3色ともかなり地味で落ち着いた印象。
どっちかというとミドル層向けなのかな?
10代、20代の若者には受けが悪そう。
スペック
CPU | Snapdragon750 5G |
大きさ | 高さ:158㎜ 横幅:73㎜ 厚さ:7.9㎜ |
重さ | 146g |
画面サイズ | 6.4インチ |
画像解像度 | 2340×1080 |
メモリ | 8GB/128GB |
バッテリー | 4010mAh |
カメラ | 背面:4800万画素 広角:800万画素 望遠:800万画素 |
生体認証 | 顔/指紋 |
Felica/おサイフ | ○ |
急速充電 | ○ |
耐水・防水 | IPx5/x8 |
防塵 | IP6x |
イヤホンジャック | ○ |
5G | ○ |
WiFi規格 | a/b/g/n/ac |
NFC | ○ |
SIM | デュアルDSDV nano/e-SIM |
確かに軽さは驚きですが、データ容量が多い以外には全体的なスペックは抑えめの印象。
やはり軽さが最大の注目機種

冒頭にも書いたけど、6.4インチ画面かつ4010mAhバッテリー容量で重さが146gしかないのはめっちゃインパクト強い。
直前のモデルAQUOS zero5Gでは182gもあったんだけど、一気に方向転換して36gも軽く。6.4インチで150gもないなんて、これまで見たことないくらい軽いし、しかもバッテリーもそれなりにある。
私は最近156gの軽いMi11Lite5Gに変えたんだけど、やっぱり軽さは正義。
これまでは重さと厚さに定評のあるAQUOS sense4 Plusをメインとして使用。
軽量スマホに変えたおかげで快適になり、重さにうんざりする疲れ不快感はきれいさっぱりなくなりました。
やっぱりスマホは日常で最も使う道具だから、軽いことに越したことはない。
重いスマホから軽いスマホに変えた実感として、軽さは最大限重視すべき数値であり、決して無視してはいけない。
軽さを最大限求めるなら、zero6は一番買い替え候補に挙がってくる。
ディスプレイとフレームが軽さの秘訣
軽さの秘訣はどうやらディスプレイとフレームにあるようだ。
ディスプレイのガラスをより薄くし、さらに薄型バックパネルを使用。またマグネシウム合金の内部フレームを使用したため、最大級の軽量化を実現。
薄い素材、軽い素材に切り替えたおかげで146gスマホができた。
データ容量
データ容量は多め。
- ROM128GB
- RAM8GB
ミドルスペックとして合格点の容量。
RAMが8GBなのは地味に嬉しい。
ハイレスポンスモード

解析度は2340×1080でそこまでディスプレイ性能よくないかと思いきや、この機種どうやらリフレッシュレート120Hzに対応し、さらにゲーミング用モードでは240Hzに対応している。
リフレッシュレートが高ければ高いほど、スクロース時のような早い画面の動きのなかでもくっきりとした表示が可能となる。
ハイエンドでもない限り120Hzはなかなかないし、ましてや240Hzなんて対応する機種はほとんどないのではなかろうか。
ゲーミング用でも活躍が期待される。
CPU:Snapdragon750 5g
CPUはSnapdragon750 5Gを使用。
750 5GのAnTuTuベンチマークスコアは33万点程度しかないから、ゲーミング用には物足りない性能となっている。
本機種には240Hzのゲーム用ディスプレイモードがあるものの、そもそもCPUの処理速度がいまいちでゲーム用のスマホではない。ゲーミングを意識するなら、画面よりもまずはCPUを強化すべきだった。
確かにミリ波5G対応のCPUは素晴らしいが、それ以上にベンチマークスコアの低さが気になってしまう。シャオミだと4万円代の機種でもスコア50万点台のCPUを搭載してるし、7万円代のスマホにしては性能が悪い。
画面内指紋センサー

前作同様、顔・指紋認証に対応し、特に指紋は画面内指紋認証を採用している。
指紋認証は画面内か電源ボタンにある方が、タッチが素早くできるし認証がしやすい。
これは評価できるポイントだ。
シリーズ初のミリ波5G

今作ではAQUOSシリーズ初の5Gミリ波に対応。
5G通信にはSub6とミリ波があり、Sub6はなんちゃって5Gと言われ、世間がイメージする大容量・超高速通信ができる代物ではない。
主役はミリ波。こちらが5Gの特色を実現できる本当の周波数規格。
AQUOSシリーズではたしかに5G搭載機種はあったものの、Sub6にとどまりミリ波は採用してこなかったが、今回のzero6では待望のミリ波対応。
正直5G通信は適用範囲がごく一部の都心部しかないし、5Gをつかんだとしても超短期間でめっちゃデータ消費してしまうから、今の状況では使いものにならないのが本音。
それでもミリ波をシリーズで初めて採用しようとした心意気は評価したい。
最大の敵は、AQUOSブランドであること
たしかにAQUOS sense4はヒット商品にはなったものの、AQUOSシリーズのスマホは質の粗さが目立ってユーザーの不評を買っている。
前作AQUOS zero5g basicではカメラアプリ使用時に再起動が発動するなど、一部バグ現象が報告され大炎上となった機種。
AQUOSシリーズのカメラはすこぶる性能が悪い。
私自身もsense4 Plusを使用してきたが、全体的にもっさりとしたカメラ画像には正直うんざり。
またそのほかでも明るさ自動調整機能の反応が悪かったり、MyAQUOSとかいうゴミアプリの使いづらさが印象に残っています。
今作zero6は大不評zero5g basicの後継機であることが、最大の足枷・がん。
R6のカメラ技術を引き継ぐ
本機の背面カメラは4800万画素数の性能のため、最低限しかないように見えます。
またAQUOSシリーズの粗いカメラ性能を実感していると、なおさら期待できないのが本音。
しかし、本機種はライカ監修1インチカメラが話題となったAQUOS R6の技術を引き継いでおり、これまでの悪い伝統を打破してくれそうな予感。
R6のカメラ技術を応用したエンジン「ProPix3」。本機種の売りの一つとなっています。

ワイヤレス充電、Wifi6は見送り
軽さを重視したため、ワイヤレス充電は非搭載。
またWifi6も採用されませんでした。
カメラの対応画素数も4800万どまり、CPUの性能も大したことない。
確かに軽いものの、所々スペックに物足りない点があるのが本機種の残念ポイント。
おススメできない
確かにめっちゃ軽いし、ディスプレイもリフレッシュレート最高240Hzに対応、カメラにも新しいエンジン技術を採用してて、所々質の高さを出しているのは評価できる。
ただCPU・カメラの元々の性能はイマイチだし、Wifi6・ワイヤレス充電がなかったり、7万円台にしては物足りなさを感じるのも事実。
価格とのバランス、機能の充実性を鑑みるとお勧めはできない。
私だったら買いません。
これが5万円代だったら素晴らしい。でももうちょっとでiPhone買えるぐらいの値段だから、やっぱだめ。
AQUOS程度で、このくらいのスペックで7万円以上も出すのは非常にもったいない。
